角幡唯介 雪男は向こうからやって来た

角幡 雪男は向こうからやってきた book
この投稿をInstagramで見る

突然ですがみなさんは雪男の存在を信じますか?…いつだったか「雪男の足跡発を見か!」のような見出しがセンセーショナルに紙面を賑わしたのは、既に遠い記憶。自分もまさかとは思いつつも、実は相当数の人々(なかには著名な登山家も)が見た!という証言を残している。結論、自分は「いる」と思っている。そしてその存在を否定している人には「見えない」のだろう。おそらくだけど、日本のマタギがヒマラヤに入ったら高い確率でその姿を見ることができるかもしれない。. . 本著をただのミステリー、ファンタジー、冒険記として片付けるのはあまりにも性急であり、巻末に非常に重要な一文があったので引用させていただきたい。. . 「残念ながら多くの雪男や足跡の目撃談は直接に体験した者以外にとっては、常識的な観点から反論が可能な現象に地位を落としてしまう。現場での体験は口頭や文字で伝達することで言葉による説明に変換されるが、言葉による説明はどんなに精緻な論理や合理的な推論を組み立てたところで、批判的な立場からの反論を許すという宿命的な性格を帯びている。説明は映像とは異なり、他者による解釈を許し、突っ込みどころが満載で、基本的には現場特有の高揚感や緊迫感といった雰囲気を伝えにくい。そうした情緒的な場の要素は、言葉による説明の中では霧消してしまうのだ」. . #bookstagram #book #本 #読書 #本が好き #活字中毒 #活字 #読書 #読書記録 #読書好きな人と繋がりたい #love #photooftheday #happy #fun #instalike #life #雪男は向こうからやって来た #角幡唯介 #雪男 #yeti #ヒマラヤ #冒険 #探検 #山 #mountain #マウンテンぶちか #2018年ぶちか読書 #350

出羽健太郎 Kentaro Dewa(@kentaro7826)がシェアした投稿 –

この投稿をInstagramで見る

角幡唯介(かくはたゆうすけ)「雪男は向こうからやって来た」 角幡唯介さん(1976年生まれ)は、チベット奥地の誰も入ったことのない峡谷を探検したり、太陽の昇らない北極を歩きまくったりしてる探検家・ノンフィクション作家さんです。 . 僕はこの前角幡さんの「漂流」という、沖縄・宮古島の漁師が漂流するノンフィクションを読み、角幡さんの文章力が凄いことに気づきました。 「漂流」、すごく良かったです。 この世代のノンフィクション作家では文章力はトップレベルだと思います。 自分の書く文章の最初から最後までを見通しながら書けるんですね。 . で、この作品はヒマラヤに雪男を探しに行く話(ノンフィクション)です。 これは雪男そのものより、「雪男探しに取り憑かれた男たち」の話で、そのドラマが面白い。 なんで雪男探しみたいなことに一生を棒に振り、時に命まで落としたりするのか。 . 僕の好きな「大放浪」という世界無銭旅行の本を書いた鈴木紀夫さんが雪男を探しに行き、最後、死ぬ寸前にヒマラヤで何を見たか、の詳細など初めて知りましたが 非常に興味深かったです。 鈴木紀夫ファン(日本に2、3人はいるはず)は必読です。 . さて、この本は、みんなにおススメという感じではないと思います。 雪男だし。 . ただ、この本の解説の三浦しおんさんの言葉が良かったのです。 . 以下、三浦さんの言葉です。 . 「雪男を目撃した人の多くは、深淵を覗き見、深淵にとらわれた。深淵とはつまり、すべてをなげうっても惜しくないと思えるもの」 . 「いつかなんらかの深淵が、私をとらえるときが訪れるかもしれない。 そう考えると怖い。 だけどその日を待ち望んでもいる。 業に絡め取られ、熱狂のうちに自分の持てるすべてをなげうつときが来るのだとしたら、 恐ろしいけれど、 それ以上の幸福と情熱に満ちた生はないような気もする」 . ↑↑ここが良かった。 . 熱狂のうちにすべてをなげうてたら、 そんなに幸福で情熱に満ちた生はない! . そうですね。 僕もそう思います。 . 深淵って何だろうか。 僕にとって。 すべてをなげうっても惜しくない、 それは僕にとっては 「旅」だと思う。 旅そのものが僕はすごく好きなんです。 . 僕はだからすでに「それ」に出会えてた、 よかったな〜。 というお話でした。 . まだまだこれからも行こう。 . 情熱に満ちた生を。 . #角幡唯介 #雪男は向こうからやって来た #本 #読書 #ノンフィクション

清火 Sayaka(@sayaka_eye)がシェアした投稿 –

この投稿をInstagramで見る

#雪男は向こうからやって来た #角幡唯介 #読書感想 #読書記録 #ほんじつの本 #新田次郎文学賞 #雪男という現象 昨夏おススメしていただき、やっと読むタイミングが来ました。 とにかく寒い冬に読みたかったのです。 ヒマラヤに棲むという雪男の捜索に情熱を燃やす人たちと共に現地で捜索に加わった元新聞記者である著者。 名だたる登山家、冒険家が「見た」という雪男は、果たしてどのような姿なのか、本当にいるのか。 実際に現地で雪山へ登って捜索した著者の体験と、過去に雪男を見たという人たちへの取材による「ジャーナリストが書いたノンフィクション」です。 著者は大して乗り気じゃないのにヒマラヤまで行って、雪崩に脅えつつ本当にいるのかどうか疑いながら結果的には単独捜索までしているという…笑 小気味好い文体で読みやすいです。 様々な雪男目撃者が取り上げられてますが、特に印象的なのは冒険家鈴木紀夫さん。ルバング島の残留兵、小野田さんを発見した方だとは。その冒険家が次は雪男を探していて命まで落としていたなんて、恥ずかしながらこれを読むまで知らなかった。 彼が母親に語った言葉に、ほろりと涙が出ました。 著者が雪男に出会えたかどうか、ぜひ読んで確認してください。 とてもとても面白かったです。

Aimi(@turquesaimi)がシェアした投稿 –

この投稿をInstagramで見る

20190810 #角幡唯介 #雪男は向こうからやって来た #集英社 #集英社文庫 #本 #読書 #読書倶楽部 #読書記録 #本好き #本が好き #本屋 #本が好き #本の虫 #読書の秋 #読書タイム #読書好きな人と繋がりたい #本好きな人と繋がりたい #小説好きな人と繋がりたい #小説 #bookstagram #book #books #bookaholic #bookaddict #bookworm #新田次郎文学賞 #ノンフィクション _ “雪男とはなにものか。なぜ人はそれを必死に探すのか。 二〇〇八年一〇月二一日、われとわが目を疑った人は日本中に大勢いたに違いない。<<ヒマラヤに雪男? 捜索隊が足跡撮影、隊長は「確信」>>の見出しとともに、雪男のものとされる足跡の写真が新聞を飾ったのだから。 まさにそれを撮った捜索隊に加わり、かつて雪男を目撃したという人々を丹念に取材した著者が、厳しい現場に再び独りで臨んでえぐり取った、雪男探しをめぐる一点の鋭い真実とは?”

dokushostagram📚(@dokushostagram)がシェアした投稿 –

この投稿をInstagramで見る

【⚠️毎度のこと言うがレビューでもなく読んでほしいわけじゃないからネタバレも含まれるよ⚠️】……………………………………………………………………………………………………… いわゆる月刊オカルト情報誌ムーに記載されているような類いのものには興味はない。まぁ、そりゃ胸は踊りますけども。夢はあるよね。本書は『雪男』を題材にした内容ではあるけれどそんなオカルトじみた事を述べる、、、、いや、。オカルトと言い切ってしまうのはどこか、情熱を費やした雪男捜索隊の熱き男達を嘲るように響いてしまう。。そんな後ろめたさを感じる。。オカルトの意味をググると神秘的、超自然的、神学、、など言葉に述べるとカッコいいんだけど人に対して使う『それってオカルトじみたような』は、けして良い意味合いは含まれていない。少なからず世間体で使うオカルトって言葉はそういうものだと認識している。 でもなぜかこの本を読んでてここまで胸を熱くさせるのは、、、。 それこそまさに角幡さんの言う『まさしく雪男の雪男たる所以である。』読めばわかるその意味が。 著者が言うように、この作品の中で書きたかったのは、この”雪男の雪男たる所以”であった。と本人がそう語っている。 何言っているのか分からないと思うので~、、の下りが書いてあるが、それこそ雪男の雪男たる所以である。それが雪男なのである。詳しくはこの本を手に取り読み終え最後の340Pの”文庫のためのあとがき”を読むべし。 いやしかし『極夜行』からすっかり角幡さんの”語り”にハマってるわ! あくまで個人的に、冒険定義って大きく分けて二種類の冒険家が存在すると思うけど、己の肉体を屈指して大自然相手に向かい突き進み世界人類初という旗を取りに栄光を掴み記録を残すアスリートタイプと、山だろうが極地だろうがはたまた都市部にいたるまで、その土地と密接し異常な執着心と好奇心でそこにしかない”何か”を世に広める、、、というか掘り起こすというか、、。またわけわけわからなくなってきたけど、ようは角幡さんは後者だと思う。 そして極夜行を読み終え、極夜行前の準備期間も読んで思ったことは、この人は冒険家でも探検家と言うよりも、ある種のイキすぎたジャーナリストのように思える、、のは俺だけだろうか?戦場に向かう姿そのもの。そしてゲリラの兵士に殺されるパターン。。 本書で角幡さんは雪男に関する人物などに取材に行っているのである。もうすでに記者の仕事は退職しているのに。。まさに本人が言うようにジャーナリストの立場で書いたものですって言い切っちゃってるよ。でも大抵の人から失笑されたって書いてある。俺はそうは思わないどころかジャーナリズム精神に溢れてると思っていましたぜ!!アニキ!! 仕事欲というか、職人気質なところあるよなこの人。まじスゲーわ。 雪男を見える人と見えない人の二種類がいると言うように、それはもはやトトロが見える見えないの世界になってくる。トトロは子供にしか見えないと言うが、まさに大人になっても大人になりきれない子供のままの童心を抱いて世間体とはズレた大人が見える。それが雪男の雪男による雪男のための雪男たる所以なのかもしれない。。よくわからない。これはいったいどういうことだろう! でも、俺は、雪男が”見える”大人でありたい。いずれ明確な目標ができたらまたヒマラヤに行くのだろうな。いや、目標なんて無くったってネパールは何度でも訪れたい。良い国だよ。そしてまだ知らぬヒマラヤの秘境じみた場所がいっぱいあるなぁ。コーナボン谷ってどんなとこ。実は個人的に今後、ピークを目指さないヒマラヤも面白そうだな~って考えています。それこそ早稲田大学の探検部がやっていたような長距離キャラバンも面白そうだ。鈴木紀夫さんのことは俺が子供の時でもテレビ放送なんかで見かけてたし有名な人だって事は知ってたけどこの本をよんで『大放浪』を読みたくなったな~。読もう。 はい。この本は雪男が発見されたお話ではなく人間ドラマ模様ふんだん満載って感じです。最高 #雪男は向こうからやって来た #角幡唯介 #雪男 #雪男捜索隊 #ヒマラヤ #コーナボン谷 #キャラバン #芳野満彦 #高橋好輝 #鈴木紀夫 #三浦しをん #ロマン #男の夢 #オカルト #ジャーナリズム精神 #ダウラギリ #いまだに発見されず #信じるものの心のなかに #本 #書籍 #読書 #集英社文庫

🏃‍♂️KENTA🏔️K0ND0👨‍🚀👋🚀🛸(@kkn4259)がシェアした投稿 –

この投稿をInstagramで見る

角幡唯介『雪男は向こうからやって来た』 . ★4.6。 . --雪男はおそらく人を選ぶのであろう。ーー . . この年越しに『極夜行』を読むつもりでその前に、まずこちら。 . 角幡さんの、客観的、論理的、多角的な視野による体験と取材と考察。とにかく文章が上手い。また整理された展開に、ぐんぐん読み進まされた。 . . 彼が単独で探検する理由が分かった気がした。 . 探検でしか得られないものがある。 ”体験がもたらす認識”にこだわるの彼にとても魅了された。 . タイトル、秀逸。 . . ちなみに私も、ネパールにはバッグパックで2度訪れたことがあるので、そこも興味深く読めた。 あーー!また行きたい!! 私は雪男に選ばれる人かなー☻ . . #本 #本が好き #本好き #本の虫 #活字中毒 #本好きな人と繋がりたい #読書好きな人と繋がりたい #図書館 #読書#読書女子 #読書日記#読書感想文#読書部 #読書記録#読書メーター #角幡唯介#雪男は向こうからやって来た #イエティ #ヒマラヤ#ダウラギリ#ネパール #極夜行 も楽しみ#ネパール また行きたい!#あなたは雪男に選ばれる人かな? . . 2018、ありがとうございました。 2019も、よろしくお願いいたします。 出会いに感謝☆ では、良いお年をお迎えくださいませ☻

満circle(@michel_22610039)がシェアした投稿 –

コメント

タイトルとURLをコピーしました